紙のサイズ 菊判
菊判のサイズは縦939mm×横636mm を4×4で断裁してできる判型です。 明治の中頃に日本橋の川上正助店がアメリカから輸入したのが始まりと言われており、 当初は新聞用紙の寸法でしたがそれだけでは不経済であったため一般の出版物にも使われ始めました。 販売するにあたって商標をどうするか検討した結果、
・輸入紙の商標がダリアの花であり、ダリアは菊に似ていること
・この紙が新聞に使用されており、新聞の「聞」の字は「きく」と読むこと
・菊は皇室紋(菊花紋章)であること
などの理由から菊の花を商標にし「菊印判」として売り出したといわれます。 その後、菊印判が流行し、菊印判を略して菊判と通称されるようになったそうです。